珈琲豆知識(抽出編その12-コーヒーミル)
「わざわざコーヒーミルを持つ必要はありますか」
珈琲豆を購入するときに「挽いてください」と言えばそれですみますので絶対条件ではありません。しかし、自前のミルをお持ちになることを強くお勧めします。その理由は、
1、珈琲豆は焙煎後エージング期間を経て徐々に劣化を始めます。そして、空気に触れる表面積に比例して劣化は加速します。豆を挽くことによって表面積は何倍にも拡大しますので、挽きたてがおいしいという根拠になっています。
2、珈琲の楽しみは飲んで口で感じる味わいと共に鼻で感じる香りも重要な要素です。特に珈琲豆を挽いたときに湧き立つ香りは格別なものがあります。この香りを感じるチャンスを逃すのはもったいない。
そして、珈琲のおいしさは豆自体の品質や抽出技術に依存するのは間違いありませんが、ミルの品質が豆のポテンシャルを引き出せるか大きな鍵を握っています。
コーヒーミルには手動と電動があります。珈琲を趣味として楽しみたい方には手動がお勧めです。頻度も高く複数人の珈琲を淹れられる方には電動がお勧めです。但し、プロペラカッターのミルは個人的には選択肢から除外した方が良いと考えています。スイッチを押して秒単位の時間の長さで細かさが決定します。ミルとして大事な挽き目調整がほぼできません。それと雑味の元となる微粉を多く含んだ仕上がりとなってしまうからです。
各種のミルで挽いて淹れて飲んで比べるのは不可能と思います。価格もタイプも色々ありますので、ご自分の予算とライフスタイルに合わせて極力良いと思われるものをお選びください。